家庭菜園の土作り

家庭有機野菜の土

 

自然応用科学 まくだけで甦る 土のリサイクル材 14L

 

 

最近では有機野菜や無農薬野菜が大変人気となっているようです。こうした野菜は、一般の野菜よりも3~4割程度も値段が高いのですが、それでも指定する人がとても増えているということで、家庭菜園でもこれができたらと考えるかもしれません。

 

もちろん農業としての本格的な畑ではなく、小さな家庭菜園でも有機野菜を作ることは可能です。家庭で畑(家庭菜園)をしようとして、庭や空き地に新しく畑を作る場合には、まず最適の場所を見極めるのが最初のポイントとなりますが、有機野菜だからと特別に考える必要はありません。

 

基本的には、陽当たりが良く、水はけが良く、ローム質の柔らかい土のある場所、などとなりますが、有機野菜に使う土はこれから用意すればいいので、あまり関係がないのです。

 

日光が充分当たることと、作業のしやすい場所を探せばそれで構いません。現在芝生になっている一部を畑にするのもいいアイデアです。芝生の下の土は肥えた土になっていることが多く、その場合は、畑にする場所を決めてシャベルで芝生を縦に切り取ってください。深さは5センチ程度あれば充分で、芝生マットは芝側を下にして積み重ねて湿らせましょう。これをビニール袋などで数週間かぶせておくと、肥えた腐植土の完成です。

 

落ち葉や草などの有機物が何もない時には、古い絨毯や新聞紙、段ボールなどで代用することもできます。この場合は家庭菜園の予定地に事前に水をたっぷりやっておくのがポイントとなり、以後も時々めくって湿気があることをチェックするようにしてください。

 

花壇を畑に変更するのもいい方法で、以前に何かが育っていた土は柔らかいので最適です。こうした工夫でたくさんの有機野菜を育てることができます。